浅草の名店「喜美松」から「もつ刺」が消えた日

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ご存知の方も多いと思いますが、牛のレバ刺しが禁止となり、代用品として重宝されてきた豚のレバ刺しも禁止となりました

 
牛のレバ刺し禁止後に豚のレバーを扱う所が急に増え、中には衛生的に問題がある店もあったことが背景にあるようです

 
実は牛のレバーが中心の時代から、ずっと豚の刺身を出している浅草の名店「喜美松(きみまつ)」
レバーだけじゃなくてモツまで刺身を出していました。 何度も行っていますが体調崩したことなんてありません

 
ご主人が提供する「もつ刺」は芸術のように美しく旨い。 でも6月11日(木)が「もつ刺」最後の日でした。。

 
浅草寺の裏手の観音裏と呼ばれるエリアにひっそりとあるアットホームな人気店
桶のような入り口と赤提灯が目印です

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店内にはいつも活気があふれ、満員で入れないこともしばしば

 
奥には招き猫と浅草らしい熊手があります。 分かる人にはわかる地元「吉田」さんの熊手ですね

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看板メニューは「もつ刺」 全部で8種類

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右上から時計回りに「はつ刺」「しろ刺」「きゃん玉刺」「生がつ刺」「ゆでがつ刺」

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うーん、美しい。 共食いの気持ちになりますが「きゃん玉」美味しいです

 
さらに
右上2時の方向から時計回りに「レバ刺」「たん刺」「はつ刺」「しろ刺」

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「はつ」は2回頼んじゃいました

 
焼き鳥(豚)もあり「おやじだんご」なんてものもあります

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店主も刺身がウリの店であることは分かっていて「もつ刺」禁止後に対応できるメニューを増やしています

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低温調理で工夫した「ねぎ塩豚とろ」

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このお店ユーモアもありまして
ホッピーを頼むと焼酎がこのような瓶に入ってきます。 やはり豚にこだわりがありますね(笑)

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そして「喜美松あるある」なのが卓上の塩
上に穴があると思って振る人や、先端を回そうとする人が続出

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どうやって使うと思いますか?

 
じつは、上をポンと押すとこうなるんですー!(こりゃ最初は分からない・・)

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この入れ物の使い方で常連か分かったりもします

 
いつも賑わう人気店なのですが、どんなに忙しくてもお店を出るお客さんを外まで大将が見送りに来てくれます
この日はやはり刺身の話に。 大将も困りながら「頑張るしかないからね」と前を向いていました

 
正直、料理提供には(特に刺身)時間がかかる店ですが、この大将の人柄もあり心地よい酔いで家路に向かうことができます。 刺身無くたって、これからもよろしくね大将!

 

 

 
喜美松(きみまつ)
03-3874-5471
東京都台東区浅草4-38-2
17:30~23:00(LO 22:30)
土日祝 定休


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