現在、漫才協会のナイツの活躍などもあり行列が出来る演芸場「東洋館」
元は1951年(昭和26年)開業したストリップ劇場「フランス座」に始まります。
ストリップの合間にコントなどの軽演劇をやっていたところ、これが好評で1959年(昭和34年)「東洋劇場」となりました。
ここから「渥美清」「由利徹」「東八郎」などのスターが誕生。
さらに下積み時代の井上ひさしが台本を担当し評判となり、後に「ストリップ界の東京大学」と評されます。
そして「東洋劇場」が出来た際に「フランス座」が4階と5階に移動したのでエレベーターが設置されます。
後にエレベーターボーイとして勤めていたのが「ビートたけし」だったりします。
また「萩本欽一」「坂上二郎」後のコント55号が出会い活躍したのもこの場所です。
つまり此処は芸人の聖地で、スターの登竜門でもあった訳です。
その後、建物内で会場の移動を繰り返しますが「フランス座」は1999年(平成11年)閉館しました。
その場所を改装して2000年(平成12年)現在の「東洋館」がオープンしたのです。
実は当時の面影をちゃんと残しており、正式には「浅草フランス座演芸場 東洋館」といいます。
看板をよく見れば、ほら! 書いてあるでしょ。
そんな芸人の聖地「東洋館」の「フランス座」時代の貴重な話を語り尽くす貴重なイベントが行われることになりました。
ストリップ&東洋興業 70周年特別企画「裸と笑いの殿堂 フランス座を語る会」
実は今年、2017年は「新宿・帝都座」で額縁ショウが上演されてからの日本のストリップ誕生70周年にあたると共に、かつて「浅草フランス座」「浅草ロック座」「新宿フランス座」「池袋フランス座」「東洋劇場」を経営してストリップ史・軽演劇史に一時代を築いた東洋興業(現在は浅草演芸ホールと東洋館を経営)の創業70周年にもあたることから、このようなタイトルなんです。
内容は
OB・OGらによる当時のエピソードを語るトークショー
・「渥美清」と同時期にフランス座に出ていた「五月晴子」
・「コント55号」の二人と同時期にフランス座に出ていた「真木淳」
・「ビートたけし」と同時期にフランス座に出ていた「ビートきよし」「中島洋子」
他 多数出演
至芸の花魁ショー
初代・一条さゆり、桐かおると共に〈日本三大ストリッパー〉と称された「浅草駒太夫」が19年ぶりにフランス座の舞台に立ち花魁ショーを披露!
浅草オペラ100周年 田谷メドレーを歌う
今年は浅草オペラ100周年にもあたることから、浅草オペラのスターで「フランス座」にも出演したことのある「田谷力三」を偲んで、晩年の専属アコーディオン奏者の演奏で歌うコーナー
さらには、江戸川大学准教授(大衆芸能史研究、お笑い論、アイドル論)で、お笑い評論家の「西条昇」の貴重なコレクションから、当時のパンフ写真や踊り子カタログなどもスクリーンに映して解説。
左:西条昇 右:東洋興業 松倉久幸会長
実は当時のパンフ、今見ると凄くアートなんですよ! ほんの一部だけ紹介。
見逃せない企画が満載ですね。
浅草を深く知る貴重な機会なのでお見逃しなく!
ストリップ&東洋興業 70周年特別企画「裸と笑いの殿堂 フランス座を語る会」
3月18日(土)
18:30 開場 / 19:00 開演
会場:東洋館 東京都台東区浅草1-43-12
指定席3500円 / 自由席3000円
お問い合わせ
「歌踊り.net」ウェブサイト
03-5830-3508
予約
info@utaodori.net
にメールで
公演タイトル、氏名、連絡先(携帯)、住所、アドレス、指定席3500円か自由席3000円か、枚数を明記して頂き、
事務局指定の振り込み先への料金振り込みが済み次第、チケットを発送。 指定席の場合は当日受付で座席番号をご確認下さい。