開店以来70年余り。 観光地浅草にありながら、むしろ地元に長く愛された中華の名店が今日、1月22日で閉店します。
歴史のある店ですが、掃除は行き届き、どれを食べても失敗しない安定感抜群の素敵な店でした。
このお店、とにかく腹を満たすというような街の中華食堂とは異なります。 かといって高級店でもありません。
ちょっとだけ高いけど、その分は食べると十分納得できるという「真面目で良心的な品のある昭和中華」という感じでした。
入り口に「浅草名物 中華麺」と大きな看板があるように麺類が美味しいことでも有名。
特に人気があるのが「担々麺(四川風ゴマだれそば)」
サラッとした辛いスープに、細麺が合います。
上に乗った炒め物は挽き肉や桜エビなども入り、とても良いアクセントになっています。
乾物屋から始めたという先代の創業からの人気メニューが「叉焼麺(チャーシューメン)」
丸鶏でとった澄んだ上品なスープがホッとする旨さで定期的に食べていました。
チャーシューは懐かしい、ちゃんと歯ごたえがあるタイプです。
もうちょっと食べたい時は「春巻」を頼んでいました。 これも美味しかったです。
ビールは大瓶(633ml)のみ。 今ではこのサイズあまり見なくなりましたね。
ちなみに、お店の中央には中庭があり、鳥がやってきては、料理を待つお客さんの目を楽しませていたものです。
七福神が麻雀している新春にマッチする絵(毘沙門天だけ恐い・・)
ランチメニュー
ロゴ入り湯呑み
外のショーケース
ディナーメニュー
実は、馬喰横山に分家があり同じ名前「味乃一番」でやっています。
聞けば、ご子息がそちらで働いているそうです。
本店は無くなりますが受け継がれていくようですね!
味乃一番
東京都台東区雷門1-3-9
平日:12:00〜14:00 / 17:00〜22:00
日祝:12:00〜21:30
月曜定休
2017年1月22日 閉店