隅田川花火大会で有名な浅草ですが、実は先日(5月28日)手持ちの花火大会が行われていました。
これは「火薬学会」が主催し「日本煙火協会」や花火に関わる会社が協力して実現した初の催し。 さらには浅草にある花火のメーカー「マルカ株式会社」や「株式会社オンダ」なども協力していました。
正式には「おもちゃ花火コンテスト」といい
・ユニーク花火
・地上花火
・打上花火
・手持ち花火
・線香花火
各部門ごとにメーカーから推薦商品が実演
「デザイン」「技術評価」をベースにして業界関係者が審査して順位を決めるというものです。
会場は隅田公園にある「山谷堀広場」
この場所は「平成中村座」が行われた場所としても有名で記念碑もあったりします。
コンテストで使う花火を並べると圧巻の迫力。
これらを無料で見られるとあって、事前告知が無いにも関わらず多くの方が集まりました。
安全には最大限配慮されていました。
あえて水中で楽しむ花火が登場したり
パンダがアレしちゃう花火は会場中が大爆笑
一般の人が買える花火でも、ナイアガラ花火が楽しめるんですね! なかなかの迫力でした。
安全に配慮して一部の打上花火は動画で審査という斬新な方法も(笑)
様々な個性のおもちゃ花火をこれだけの種類見れるのは嬉しいですね!
タコの脚が途中で開く花火
回転する手持ち花火
多くの創意工夫のおもちゃ花火が一通り出ましたが、最後のトリを務めるのはやはり線香花火です。
とても全ては紹介しきれませんが、コンテストの結果を!
■ ユニーク花火部門
第1位 三色ナイアガラ
第2位 大地花開
第3位 祝樽クラッカー
■ 打上花火部門
第1位 激笛
第2位 菊花舞
第3位 超ド級!!煙幕入りパラシュート
■ 地上花火部門
第1位 暴れるローリング
第2位 すずめ
第3位 緑ぶんぶん蜂
■ 手持ち花火部門
第1位 クルリンパ
第2位 回転遊戯
第3位 DXおっかけスパーク青
■ 線香花火部門
第1位 大江戸牡丹
第2位 胱撫子(ひかりなでしこ)
第3位 スボテ牡丹,柳 (西の線香花火,東の線香花火)
まだ小さな一歩のこの催しですが、このイベントが実現したことは、実は大きな革命なんです!
浅草がある台東区の公園は火気厳禁。 花火は安全に配慮してというなんとも微妙な立場を台東区はとっています。
そのため、公園で花火をやるというイベントは許可の問題で過去にほとんどありません。
手持ち花火をやる場所が無いので、最近では体験したことが無いというお子さんも多いそうです。
今回は「隅田公園の山谷堀広場」で花火をするということに正式な許可がおりています。
今後は、このようなイベントも安全に配慮しながら色々実現し、子供たちの夏の思い出に手持ち花火が復活するかもしれません。
終了の頃には辺りはすっかり暗くなりましたが、特大の打上花火がお客さんの足元を照らしていました。