浅草の奥の方に「アトリエ コメット」という小さなレンタルスペースがあります
アトリエ、ギャラリー、ショップ、企画展示会など様々な形で場所を提供してクリエイターを支えています
そこで、2月1日(月)〜11日(木)まで「初午(はつうま)きつね展」という企画展が行われます
全国のクリエイターから集まった「初午きつね」にまつわる作品を展示して販売もしています
【参加クリエイター】
狐月姫/sakki/サカモトケンジ/あひる工房/るな/尾崎たえ子/TABO.
個性豊かな作品の数々
ここでしか手には入らないグッズも並べられています
ところで「初午(はつうま)」で何故キツネと関係があるのかご存知ですか?
2月最初の午(うま)の日を「初午の日」といいます(2016年は2月6日)。 本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました
奈良時代に稲荷社の本社、京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたことから、全国の稲荷神社でお祭り(初午大祭)が行われるようになりました
その稲荷大神の使いがキツネだったコトに由来しているんです
ちなみにキツネが好物とされた油揚げに酢飯を詰めたものを「お稲荷さん」と呼ぶようになったのもココからと言われています。 あくまでキツネは神様じゃないんですけどね
さらに「もののけ くじ」も同時開催
クリエイターさんの「おばけ」に関係するグッズが出てくる「箱クジ」
キツネや河童などのおばけグッズで楽しめます
【参加クリエーター】
笠原ひろひと/Zacky/サカモトケンジ/asami/sakki/ホリベアイ/Moo/fumimicreative/P:ggy
「おばけ」繋がりで、先日記事にした、2月6日(土)開催「江戸吉原 節分お化け祭り 仮装コンテスト」にも出張展示するそう
実は「アトリエ コメット」から「江戸吉原 節分お化け祭り」の会場までは3分程度の距離なんです。 近い!
そういえば、このイベントのポスターにも大きく描かれている、吉原を牛耳る吉原狐社中のボス「吉原狐太夫 百合之介」もキツネですね!
このような展開をしている「アトリエ コメット」
面白い経歴がありまして、元々は「お米屋」だったんです。 そこを改装したのが2014年10月
実は今でも店の奥の倉庫には、巨大な精米機が現役であったりするんですよ!
その「お米屋」の名残りが店頭のショーケースに隠されています
お店のロゴをよく見ると・・「COMET」の「O」の部分がお米になっているんです!
勘の良い方はもうお分かりですね。 「お米」から「コメット」になったんです。 可愛いですね
さらに、こちらのオーナーさん、お子様がクリエイターということもあり とても良心的
浅草に幾つかあるレンタルスペースの中でも、一番リーズナブルで使えると評判なんです
詳しくはアトリエコメット ホームページを
浅草は「渥美清」「萩本欽一」「ビートたけし」ら、芸能に携わるスターの下積み時代を担ったことでも有名です
現在も演芸場ではスターを夢見る若手が日々切磋琢磨しています
同じく、この小さなスペースから世界を代表するようなクリエイターが生まれるかもしれません
浅草には、昔からそのような力が、不思議とある土地なんだと信じています
アトリエ コメット
東京都台東区浅草4-28-14
03-3872-7925
11:00〜18:00
不定休
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