ナイツなどの活躍もあり連日朝から行列ができる浅草「東洋館」
実は日中のお笑いの後、夜公演として様々なイベントをやっていたりします。
先週、1月14日(土)密かになかなかマニアックなイベントが行われていました。
「藤波辰爾VS木村健悟 スーパープレミアムトークバトル」
〜あの伝説のワンマッチから30年・・運命のリマッチ!〜
もう、プロレスが好きな人じゃないと全く意味が分からない位のマニアックなイベントです(笑)
実は30年前の同日にあたる1987年1月14日 後楽園ホールで対決した二人。 この時は会場に入れない人も数百人いたという伝説の一戦として語り継がれています。
会場はメインの二人と、特別レフリー(司会)として、藤波辰爾のモノマネでマニアックな人気が有る「ユリオカ超特Q」により終始和やかに進行。
一応お二人を紹介します。
藤波辰爾
アントニオ猪木が旗揚げした新日本プロレスで長年活躍し長州力との抗争は特に有名。
ニックネームは「ドラゴン」で、いろんな技の頭に「ドラゴン◯◯」と付く。
あまりに危険とのことで自ら禁じ手にした「ドラゴンスープレックス」を掛けようとするだけで当時は大騒ぎになったもんです。 今でも多くのレスラーが必殺技として使う「ドラゴンスクリュー」はこの方が開発した技。
「マッチョドラゴン」というレコードを出しているのですが、ビックリするぐらいの歌唱力で、こちらでもある意味伝説になっています。
63歳の現在でもなんと現役!
木村健悟
元々は大相撲出身でプロレスに転身。 新日本プロレスでは地味ながらメインやサブで長年に渡り活躍。
ニックネームは「稲妻」で、必殺技「稲妻レッグラリアット」は、これ始まりこれに終わるという位に代名詞の技。
元々はイケメンレスラーとされていたが、晩年は間寛平に似ていることがバレる。
プロレスファンの中で「実は効かないんじゃないか?」という必殺技に「稲妻レッグラリアット」がノミネートされることもあるが、実はクラッシャー(相手を怪我させちゃう)としても知られた時期もあり、効くとか効かないとか。
現在は引退し、なんと2期目の品川区議会議員を務めています。
藤波辰爾は相変わらずの滑舌の悪さと、話を聞いてなかったりとマイペースに話を進め
木村健悟はさすが議員というトークの巧さを見せていたが、誰とは言わないが「クソジジイ」などの悪口も多く会場は終始笑い声に包まれた。
最後は藤波が以前行われた40周年記念イベントに木村を呼び忘れたことを暴露。 大爆笑で終わった。
伝説の試合から30年経っているのに、当時の話で盛り上がれるプロレスの底力を感じつつ、2人のベテラン漫才師のような掛け合いに大満足でした。
会場内で販売されていたTシャツを購入すると、東洋館の舞台に上がって2人と写真が撮れるとのことで買うことに。
東洋館の神聖なる舞台にのぼってみたいという気持ちもあったので貴重な経験ができました。
ちなみに浅草の雷門
雷様がいるわけで「稲妻」木村健悟とすれば
大提灯の底部分には以外と知られていませんが龍の彫刻があるので「ドラゴン」藤波辰爾
浅草でこのトークショーが行われたのも不思議な縁かな?