浅草寺の裏側のエリア、通称「観音裏」に地元に愛されるお店があります
入谷駅、三ノ輪駅、TXの浅草駅、いずれからも10分チョイという微妙な距離にある「三島屋(みしまや)」
「たこ焼き」「焼きそば」などの粉モノが中心の昔ながらのお店
店内で食べる人、持ち帰りで外で待つ人、なかなかの人気店です
店内はこのような感じで、4人掛けのテーブルが3か所とカウンターの席があります
こちらの店、厨房で常に何か作っているので基本的に接客をしません。 よって独特のルールがあります
テーブルは前のお客さんで汚れている場合もあります。 そんな時はウォータークーラーの上にある「台拭き」で自分で拭きます
さて、壁にある木製のメニューを見ましょう。 とにかく安いです!
「オレンヂジュス」と書いた後に横棒を付け足したあたりがいい感じを醸し出していますね
さらに、ドリンクメニューもコンビニより安かったりします
こちらのメニューの色使いは既にアートですね(笑) 白牛乳なんて表記も斬新!
注文の仕方も独特です。 基本オーダーを取りに来ないので調理場に近づき、大きな声で注文をするのです
さらに、ドリンクは入り口にあるこの冷蔵庫から自分で取り「ラムネもらいますねー」という感じで自己申告
ちなみにラムネの栓抜きキャップは、店内に唯一あるテレビの台の下にあります
こちらで取り扱うのは「吾妻ラムネ」で100円!
浅草を代表するアサヒビール本社の真ん前にあり、、今でも作っている地元のラムネなんですよ
絶対に頼むべき一品は、この店の名物でもある「そばもんじゃ」350円
ステーキ屋さんで見かける鉄板の上に、昔ながらの「もんじゃ」がのっています
しかも卵が付いている素晴らしさ!
浅草が発祥とされ、駄菓子屋の奥で子供達が「おやつ」として空腹をしのいだ、安く懐かしい「もんじゃ」
その面影を残す味で旨いんです! 食べている人も常連が多く、懐かしいだけではなく生活の一部になっている所が見事です
「もんじゃ」で1000円以上取る店も多い昨今、「もんじゃ」は本来こうでしょ! というメッセージにも感じ取れるほどです
共に出てくるスプーンは懐かしき「先割れスプーン」 味でも見た目でも楽しめる一品ですね
そして「焼きそば」300円
麺にこだわりがとか、素材がどうのとか、そういうのは有りませんが、全て懐かしく美味しく安く食べられます
お持ち帰りで来るお客さんも多いです
入り口横のこの窓か
店の横のこちらの窓でも購入可能
外には「お持ち帰り」のメニューも掲げられています
アピールしようと赤い文字にして、逆に目立たなくなっていますが、イチオシは「今川焼き」80円
この日は2個テイクアウトしました
一般的なものより、一回り小さい「今川焼き」
耳も付いていて、周りは薄皮でカリッとして
そして甘さ控えめの絶妙の餡が旨いです。 「今川焼き」はこちらのが個人的に一番好きです
さらに「たこ焼き」300円
なんと9個も入って300円です。 やはり安い!
店内にある「営業時間」のボードも味があるでしょ。 「夏休み あり〼」なんて(笑)
もんじゃ発祥の地「浅草」に残る良心のような店「三島屋」
特別なことをしない特別なお店として、これからも地元に愛されていくことでしょう
三島屋 (みしまや)
03-3872-4443
東京都台東区千束3-4-9
12:00~20:00
水・木 定休
東京メトロ日比谷線 入谷駅から徒歩12分
東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅から徒歩13分
つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩11分