浅草から10分以上、入谷からも10分程度と微妙な距離にある千束五差路に名店がある
その名は「麺屋 紅(くれない)」
かなりアクセスの悪い場所ゆえにラーメン店の居抜きが続いた場所でしたが、この店は2013年1月に出店以来、すでに3年近くこの場所で営業を続けています
地元に愛されて、美味しくなければ続かない事を証明するように「食べログ」の点数も「3.5」という高得点なんです
店頭には、こだわりのラーメン屋さんが使うことが多い「浅草開化楼特製麺」の文字が! 地元製麺所でもあり期待が高まります
入店してすぐに券売機。 何を食べようか悩んでしまいますよね
そんな方はぜひこの記事を読み進めてください。 きっと迷いがなくなります
カウンターだけの細長い店内に、妙に座り心地の良い椅子が並びます
マスターの西岡さんが一人で営業されています
実はこの方ただ者ではありません
ステーキ店で働いていた過去があり肉に精通
さらに有名ホテルで修行され、イタリアンの店で長く腕を磨かれた実績があります
そのイタリアンの店で常連にシメで出していたラーメンが好評で、それからラーメンを極めるべくマスターの地元浅草に戻り出店した経緯があります
通常のラーメン職人とは引き出しの多さが違うので独創的なラーメンを生み出せるわけです
その真骨頂がイタリアンのメイン食材トマトを使った「トマトらーめん紅」
この店不動の一番人気です。 凄くないですか? 醤油じゃなくて「トマトらーめん」が一番人気って
トマトをふんだんに使い、鶏のスープに、煮干し&カツオの和風出汁を加えたバランスの良いスープは飲み干してしまう旨さです
これに合う「浅草開化楼」の特注太麺
さらにチャーシューではなく、希少部位の「鶏せせり」
せせりは鶏の首の部分で1羽からわずかしか取れない為に希少で高級な部位
それも注文が入ってからソテーするこだわりです
器も2か所にくびれがついた特徴的なもので、箸が安定しますよ
この商品「トマトらーめん」史上一番旨いと浅草スマートニュース編集長のイチオシでもあります
地元中心のこの店、常連が飽きないようにマスターは時々限定スープをやります
先日やっていた「煮干し香る鶏白湯」
濃厚な鶏白湯というとドロッとした店が多いですが「濃厚ながらサラッとしたスープを目指した」とマスターが言う通りのスープで旨かった
そんな研究熱心なマスター。 月に1回しか食べられない幻のラーメンがあるんです
月末の月曜日限定「あご出しラーメン」
「あご」とはトビウオのことで、煮干しの3〜4倍はする高級品。 上品で味が深く、香りも良いのが特長です
マスター曰く「ファン感謝デー」とのことで、この日ばかりは採算度外視とのこと
「あご」と「鶏」の Wスープは奥深く出汁の旨さがストレートに伝わる一品です
月に一回しか食べられない幻の「あご出しラーメン」も、絶対的な旨さの「トマトらーめん紅」も是非体験してみてください
ちなみに店名の「紅」 はメインのトマトの色からきています
麺屋 紅(くれない)
東京都台東区千束1-15-8
電話非公開
月〜土:11:30~14:00 / 18:00~24:00
祝:11:30~14:00 / 18:00~22:00
日曜定休