浅草観音裏の居酒屋。
しっぽり正統派の居酒屋で、旨い肴とともにお酒と真正面から向かい合う。
そんな存在の「ぬる燗(ぬるかん)」は浅草では貴重な存在。
店頭には樽酒が積まれて、裸電球に吸い寄せられて、縄のれんをくぐる事になる。
2月中旬に行こうとしたら「下水管修理でしばらく休燗」と貼り紙が。
吞兵衛だけに消化器系に支障をきたすのは仕方ないな、ぬる燗が休燗なら、こちらも休肝だと我慢していた。
数日後、前を通ったら「ん? あの樽酒がない! ない!」
顔色変えて、慌てて貼り紙を見てホッとした。
近所に移転が決まったとの事。 そうか11年も愛されていたんですね。
無口で黙々と仕事する店主なんだけど「11年燗」とか「燗謝」とか、結構シャレが好きなんだね。
桜が満開の頃、近所で開店。 もう間もなくですね!
吞兵衛一同「燗迎」しますよ!(笑)