春の強い風「春一番」 こんな時期に浅草寺は音で楽しむコトも出来るとは?

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春先に吹く強い風といえば「春一番」ですね。
実は去年の今頃は「春一番」吹いていたんです。(2016年は2月14日に観測)

 

 

 
春先の強い風ってイメージかと思いますが、正確には「春一番」とは何でしょう?
・立春から春分までの期間(2/4〜3/20)
・日本海に低気圧がある状態
・初めて南よりの毎秒8メートル以上の風
・前日に比べ気温が上がる
以上が春一番の認定基準となります。(関東の場合)

 

 

 
正確には「○○地方」における春一番で、実は北海道、東北、沖縄では発表されません。
さらに条件を満たさない場合には「春一番の観測なし」とされる年もあります。

 

 

 
「春一番」の強い風。 そんな時にこそ楽しめる浅草寺の意外なモノがあるんです。

 

 

 
浅草寺の本堂の屋根をよく見ると

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屋根の四方に、大きな風鈴状のモノがついているのにお気づきでしょうか?

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青銅で出来ていて、強い風が吹くと「ガランガラン」と低い音がします。

 

 

 
昔、強い風は流行病や悪い神を運んでくると考えられていたので、邪気除けの意味でついているんです。
音が聞こえる範囲は聖域として守られていると考えられていたんですね。

 

 

 
この巨大な風鈴状のモノは「風鐸(ふうたく)」と言います。
ちょっとやそっとの風じゃ音が鳴らないので、滅多に聞くことが出来ません。 だから「春一番」みたいな時こそチャンスなんです。

 

 

 
本当はもっと「風鐸」がたくさん付いている建造物があるんです。
それは屋根が多い「五重塔」なんです。

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しかし・・ 今は改修中なので見ることが出来ません。

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実はこの「風鐸(ふうたく)」こそが、風鈴(ふうりん)の始まりとされています。
中国が起源で仏教伝来とともに日本にも入ったといわれています。
平安時代の貴族が自分の家に「風鐸(ふうたく)」を吊るし始め、夏の涼をとる「風鈴(ふうりん)」が定着したのは江戸時代だそうです。

 

 

 
「風鈴(ふうりん)」って元々は魔除けだったんだ。 なんて思いながら「風鐸(ふうたく)」の音色を楽しんでみませんか?

 

 

 
ちなみに、人が凄くて音が掻き消され気味の日中よりも、夜や早朝の方がオススメですよ。 風が吹けばですけどね・・。


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