仲見世通りにあり、江戸時代である延宝3年(1675年)から300年以上続く店。
80歳越えのおじいちゃんが現役バリバリで頑張っています。
創業時「桔梗(ききょう)屋」という屋号ではじまり、後に餅を浅草寺に献上したことがきっかけで、浅草寺の山号(さんごう)である「金龍山」を名乗ることが許された由緒正しき店。
仲見世通りで「あげまんじゅう」を出した元祖でもあります。
名物の「あげまんじゅう」を出したのは昭和33年(1958年)で、東京タワーが出来た頃。
揚げているのに上品でサクサクして、こしあんとマッチし、あげまんじゅう史上一番旨いです。
仲見世で「あげまんじゅう」を出す店は他にもありますが、ここだけ1個売りをせず6個からの箱売りです。
実はここに心意気が隠されています。
その名の通り「揚げ」ているので手に油が付きやすいものです。 それで他店の商品を汚してはいけないという配慮からなんです。
また仲見世の参道での飲食は実は禁止。 1個単位で食べ物を出す店は多いですが、それは参道での食べ歩きにつながります。
1個売りをした方が売上げが増える事は分かっているはずですが、あえてそれをしない姿勢。山号の名に恥じぬ素晴らしいお店だと思います。
金龍山(きんりゅうざん)
東京都台東区浅草2-3-1
03-3841-9190
9:00〜17:30
水曜定休